引き寄せの法則はスピリチュアル的な要素が含まれている上に嘘が多いため、効果があるのか疑問に感じている方も多いですよね。
脳波やRASは「真実の引き寄せの法則」と深い関係を持つので、うまく活用すると論理的に夢や願望を引き寄せられます。
今回は、引き寄せの法則を実践する上で役立つ、RAS(網様体賦活系)と脳波の変え方を詳しく解説します。
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引き寄せの法則に役立つRAS(網様体賦活系)とは?
網様体賦活系(RAS)とは、外界から受け取った刺激や情報にフィルターをかけるシステムであり、過去の経験により思い込み方が変わります。
本質的な引き寄せの法則と似ているため、網様体賦活系(RAS)や脳科学を学ぶことで、引き寄せ力が高まり夢が実現しやすくなります。
RASを使いこなすためには脳科学的な知識が必要ですが、脳波を学ぶとより効果的に瞑想を行えるので、ニューロンの覚醒状態を左右する脳波や脳内物質を理解しておきましょう。
瞑想を行う上で理解しておくべき脳波の種類
脳波には以下の4種類のものが存在し、周波数が低くなるほどリラックス効果が高まります。
特にθ(シータ)波が流れると、変性意識状態に入り夢や願望を実現しやすくなるので、リラックスして瞑想すると引き寄せの効果が高まります。
α(アルファ)波:8.0~13Hz
α波は覚醒時かつリラックスした状態の時に主に出る脳波で、眠っているときにはほとんど出現しないのが特徴です。
浅い瞑想を行うとα波が増加するので、ストレスを軽減する効果が期待できます。
α波が増加することで、記憶力・学習能力が向上するため、潜在意識の書き換えを効率的に行えます。
深い瞑想を行えない初心者の方は、意味な文字列を唱え続ける「超越瞑想」を取り入れて、アファメーションを行うのがおすすめです。
β(ベータ)波:14~30Hz
β波は脳が緊張した状態の時に出る脳波で、集中力や反応速度が高まりますが、出し続けると虚脱状態に陥る危険性があります。
瞑想中にβ波が観察される場合は、不安やストレスが溜まっている可能性が高いです。
雑念ばかり出て瞑想に集中できない場合は、眠りに就いてストレスを取った上で、トラウマにより生じるネガティブ感情を手放しましょう。
θ(シータ)波:4.0~7.9Hz
θ波は通常の覚醒状態ではあまり出ませんが、比較的深い眠り(レム睡眠)に就いたり、瞑想状態を深めたりすると増加する場合があります。
ストレスや不安を緩和する効果がアルファ波よりも高く、創造性を高める作用もあるのが特徴です。
ウトウトした半夢状態(変性意識状態)に陥ると、インスピレーションが降ってきたり、明晰夢を見られたりする場合があります。
集合的無意識に働きかけられるため、通常の意識状態では実現できない、夢や願望も奇跡的に叶えることが可能です。
引き寄せの法則の効果を最大化したい方は、シューマン共振(7.83Hz)まで脳波の周波数を落として、地球と一体化しましょう。
δ(デルタ)波:0.5~3.9Hz
δ波は基本的に深い睡眠状態でしか観察されず、スピリチュアルをマスターした人が瞑想を行っても、稀にしかδ波に到達しません。
意識を持ったままδ波に到達すると、自分の体の境界がなくなり宇宙と一体になる上に、言葉では表せないエクスタシー状態に入ります。
睡魔に負けて寝てしまっても、身体や脳の回復が促進されるので、潜在意識に残っているトラウマの浄化を行えます。
脳力・幸福感を左右する脳内物質の種類
脳力(意識レベル)や幸福感を左右する脳内物質には、ドーパミン、セロトニン、βエンドルフィン、アドレナリンの4種類が存在します。
ここでは、各脳内物質の作用を詳しく解説するので、幸せになりたい方はチェックしてみてください。
快感や幸福感をもたらすβエンドルフィン
βエンドルフィンは、快感や幸福感をもたらす作用があり、大量に分泌されると恍惚感や至福感を味わえます。
瞑想やアファメーションを行い、愛や平和に基づいた非常に高い意識レベルに到達すると、βエンドルフィンの分泌量が増大します。
他の脳内物質と異なり鎮痛作用を持ち、痛みや不快感を和らげる癒し効果があるので、深い瞑想を行うとトラウマを解消可能です。
中毒や強迫症状を引き起こすドーパミン
脳内物質の一つであるドーパミンは、快楽や報酬系に関与していて、βエンドルフィンと同様に幸福感をもたらします。
しかし、過剰なドーパミンの分泌は、中毒や強迫症状を引き起こす危険性があります。
ドーパミンが大量に分泌されると、欲望の感情を増大させてしまい、欲情を愛だと誤解してしまいかねません。
そのため、引き寄せの法則を活用して恋愛を行う時は、欲望に溺れないようにしましょう。
悲しみや恐怖の感情を抑えるセロトニン
中枢神経系に作用する脳内物質であるセロトニンは、不安や抑うつ症状を軽減する効果があります。
セロトニンが不足すると、悲しみや恐怖の感情が増大し、うつ病や不安障害などの症状が出る場合があります。
気分が落ち込んでしまった時は、外に出て運動や日光浴を行うか、瞑想を行いネガティブな感情を手放しましょう。
怒りや闘争心が沸き上がるアドレナリン
脳内物質の中でも、特にストレスや緊張状態に関連するアドレナリンは、β波を増大させる効果があります。
集中力を高める作用があるものの、アドレナリンの分泌が過剰になると、怒りや闘争心が沸き上がってしまいます。
周波数の高いβ波が多くなると夢を引き寄せられなくなるので、アドレナリンではなくエンドルフィンを分泌できるように、瞑想を行いネガティブな感情を手放しましょう。
潜在意識の書き換えを行いRASを活用する方法
潜在意識を書き換えると、脳内のフィルター(RAS)が変化して、ポジティブな物事に目が行きやすくなります。
今回は、潜在意識の書き換えを行いRASを活用できるようにする、4つのステップを具体的に解説します。
セルフトークを意識できるようにする
セルフトークは脳内で行われる対話であり、自己肯定感や未来に対するイメージを左右するため、引き寄せの法則を実践する時は意識する必要があります。
1日に5万回程度行われるので、セルフトークを意識できるようになると、アファメーションを自動的に実践できます。
ただし、セルフトークは無意識的なものであり、自分で認識するのが難しいため、カウンセラーを活用して脳内会話の内容を引き出しましょう。
瞑想を行いネガティブな感情を手放す
ネガティブな感情や失敗体験が溜まっていると、「自分はダメだ」と思い込んでしまい、明るい未来を描けないように脳内フィルターがかけられてしまいます。
結果として、自分が意識したネガティブな出来事を引き寄せてしまうため、夢や願望を実現できません。
瞑想を行いネガティブな感情を味わい手放すことで、失敗体験やトラウマを解消しましょう。
小さな実績でもいいので成果を出す
小さな実績でも成果を出すことで、自己肯定感が高まり、未来に対するイメージも改善されていきます。
ただし、夢や願望をイメージしただけで満足してしまうと、行動を取れなくなり引き寄せ難民に陥ってしまいます。
目標達成するのに必要な行動をステップごとに細かく分けて、夢の実現に近づくような行動を取れるようにしましょう。
成功体験を引き寄せノートに書く
成功体験を引き寄せノートに書くことで、長期記憶として定着するため、自分自身のポジティブなイメージを強化できます。
自己肯定感が高まると、ポジティブな思考を持ちやすくなり行動力も上がるため、より大きな成功体験を引き寄せられます。
成功体験を積み重ねるとポジティブループに入るので、最終的には夢や願望を実現可能です。
変性意識状態に入りアイデアを引き寄せる瞑想のやり方
集中して瞑想を行えるようになると、変性意識状態に入りアイデアを引き寄せられるため、創造性や直感力を高めることができます。
ここでは、変性意識状態に入りアイデアを引き寄せられる、瞑想のやり方のポイントを3つ紹介します。
照明などの外部の刺激をなくす
照明などの外部の刺激をなくすと、興奮しにくくなり脳波の周波数を落としやすくなるため、変性意識状態に入りやすくなります。
瞑想状態が深まると潜在意識にアクセスでき、自分自身の内面に意識を向けられるようになります。
ネガティブな感情を味わって手放せるようになるので、未来を明るく考えられるようになり、夢や目標を引き寄せやすくなります。
リラックスできる姿勢で瞑想を行う
リラックスできる姿勢で瞑想を行うことで、集中力が高まりθ波が出やすくなります。
椅子座禅やロータスポーズなどいくつか座り方が存在しますが、人によって最適な座り方が異なります。
複数の異なる座り方を試して、自分自身がリラックスできる方法を見つけましょう。
雑念をなくそうと意識しない
瞑想を行う際には雑念を取り除こうとすると、緊張状態に陥ってしまい、逆にβ波を増大させてしまう危険性があります。
雑念が浮かんでも、否定して打ち消そうとせずに、ただ流れていくのを見守るようにしましょう。
ネガティブな感情もポジティブ思考で蓋をすると、潜在意識の浄化を行えなくなるため、夢や願望を実現できなくなります。
脳科学を理解して瞑想を行えば最短最速で夢を実現できる!
引き寄せの法則は、RAS(網様体賦活系)と呼ばれる脳の仕組みと深く関係しているので、脳科学を理解すれば引き寄せ力を高められます。
瞑想や引き寄せノートを活用して、脳の記憶をハッキングすれば潜在意識を効率的に書き替えられるため、最短最速で夢を実現できます。