引き寄せの法則では、ポジティブな未来を想像するだけで、自分の思い描いていた夢が叶うという誤った考えが広まっています。
そのため、なかなか行動に移せず、引き寄せ難民に陥った方も多いのではないでしょうか。
今回は、引き寄せの法則だけに依存せずに、目標達成に必要な行動を取れるようになる方法を解説します。
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引き寄せの法則に関する誤解と対策
引き寄せの法則は、自分が考えたことが現実に起こる法則と言われていますが、願っただけで夢が叶うわけではありません。
一般的な引き寄せの法則の誤解・対策方法を解説するので、引き寄せ難民になりたくない方は確認しましょう。
楽しい未来を想像するだけでは人やお金を引き寄せられない!
引き寄せの法則は「願望・夢を引き寄せる」ことに焦点が当てられがちですが、以下の3つのステップを踏まないと目的を達成できません。
- 過去のネガティブな感情を手放し潜在意識を浄化する
- ワクワクする願望・夢をイメージする
- 目標達成に向けて根気強く行動を行う
未来を想像するのはステップ2の「願望・夢をイメージする」にあたりますが、楽しい未来をイメージしただけでは何の成果も生み出せません。
感情の手放しや行動は苦労を伴いますが、根気強く実践していきましょう。
過去の体験のイメージによる影響が考慮されていない
「未来を楽しくイメージすることで願いが叶う」というのは表面的な考え方であり、実際には過去の出来事により引き寄せる出来事が変わります。
失敗体験を浄化できていない場合は、ネガティブな潜在意識に引っ張られて明るい未来をイメージできなくなり、結果として負の現実を引き寄せます。
そのため、心理療法やヒーリングなどのセラピーや、瞑想・音楽療法などを行い過去のトラウマを癒しましょう。
ポジティブ思考を行うと潜在意識を浄化できず失敗を積み重ねる
一般的な引き寄せの法則は、ポジティブな思考を行うことが推奨されています。
しかし、ポジティブシンキングではネガティブな感情を打ち消せず、自分の内なる声に蓋をするので、心の闇が大きくなっていきます。
未来の夢ばかり考えるようになり、黒歴史・失敗体験に向き合えなくなるため、メンタルヘルスが悪化しても潜在意識を浄化できません。
結果として、ネガティブな潜在意識に引っ張られてしまい、失敗を積み重ねるだけでなく、最悪の場合は精神崩壊してしまうので危険です。
以下の記事でポジティブシンキングの危険性を紹介しているので、引き寄せ難民に陥る前に確認してみてください。
引き寄せ難民・セミナージプシーから抜け出す方法
引き寄せの法則に興味を持ち、セミナーや書籍を読んでいる人は多いかもしれません。
しかし、なかなか行動に結び付かず、引き寄せ難民になっている方が多いですよね。
そこで今回は、引き寄せ難民・セミナージプシーから抜け出せる、3つの方法を詳しく解説していきます。
認知行動療法のカウンセリングを受け成功していないことを自覚する
引き寄せの法則に興味を持ち、多くのセミナーにハマってきた人たちは、自分が成功者だと疑わなくなってしまいます。
洗脳されて認知の歪みがひどくなっている場合は、認知行動療法のカウンセリングを受け、自分が抱えている問題や考え方を客観的に見つめ直しましょう。
カウンセリングを通じて、自分がどんなことに固執しているのかを知れるので、思い込みを自覚して手放せます。
引き寄せセミナーの仲間・先生に対する盲信を行うのをやめる
引き寄せの法則を信じる人たちは、同じような考え方の人々とつながりを持ち、セミナーや講座に参加しています。
仲間・先生はポジティブ思考の影響で褒めるのが上手になっているので、甘い言葉で承認欲求が満たされ盲信してしまいがちです。
引き寄せセミナーの仲間・先生とのつながりを断ち、依存体質を捨てて自ら行動できるような人になりましょう。
ビジネスコミュニティに入り現実的に考えられるようにする
引き寄せの法則を実現するためには、現実的に計画を立てて、行動・解析を行うスキルも欠かせません。
ビジネスコミュニティに参加して、自分自身のマインドを高めた上で、自分のマネジメント・行動力を磨きましょう。
サラリーマンにありがちな依存体質が抜けて主体的に動けるようになるので、引き寄せ難民・セミナージプシーから抜け出せます。
引き寄せの法則で願望を実現するために必要な4つのステップ
夢や願望を引き寄せるためには、ただ祈るだけではなく、自分自身で行動を起こすことが重要です。
引き寄せの法則で願望を実現するために必要な、4つのステップを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 過去のネガティブな記憶を手放し潜在意識の浄化を行う
- 紙やビジョンボードで実現したい目標や夢を表現する
- 計画表を作り小さくてもいいので行動を起こす
- 小さな成功体験を積んでやる気が出たらより大きなことを行う
過去のネガティブな記憶を手放し潜在意識の浄化を行う
過去に経験したネガティブな出来事やトラウマが潜在意識に残っていると、自分自身の願望や夢にブロックをかけてしまいます。
そのため、過去の失敗体験から来るマイナス感情を感じて手放し、潜在意識を浄化することが大切です。
瞑想や音楽療法を活用して感情を深く味わえる状態にして、自分自身の黒歴史を受け入れていきましょう。
紙やビジョンボードで実現したい目標や夢を表現する
紙やビジョンボードを使って、目標や夢を表現すると、ワクワクした感情が生まれてモチベーションが上がります。
文字よりも映像の方がインパクトが強く、気持ちが高まりやすいため、自分が実現したい目標や夢を画像でも表せるビジョンボードがおすすめです。
想像しただけで満足してしまうと、行動に結び付かなくなり逆効果になるので、熱意が冷めないうちに計画表を作り始めましょう。
計画表を作り小さくてもいいので行動を起こす
目標や夢を明確にしたら、次に行うべきことは計画を立てて、実際に行動に移すことです。
計画表を作成して行うべきタスクや期限を明確にした上で、小さなステップからでも行動を起こしていきましょう。
ビジネスはなかなか成果が出ない場合が多いので、モチベーションを維持する方法を確立する作業も行った方がいいです。
小さな成功体験を積んでやる気が出たらより大きなことを行う
小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高まり、ポジティブな感情を引き出せるのでモチベーションが上がります。
ポジティブな体験によりやる気が出てきたら、より大きい目標を立てるとポジティブサイクルに入り、最終的に夢や願望を引き寄せることが可能です。
挫折せずに行動を行うための3つのコツ
行動が成功に重要なものだと分かっていても、つい怠けてしまい計画どおりに動けなくなってしまいがちです。
ここでは、挫折せずに行動する3つのコツを紹介するので、引き寄せの法則を実現したい方は確認してみましょう。
毎日の行動のハードルを小さくして習慣化できるようにする
毎日の行動のハードルを小さくすることで、行動を習慣化しやすくなります。
例えば、一時間まとめてポジティブな言葉を繰り返しつぶやくよりも、5分でもいいのでアファメーションに取り組んだ方が継続しやすいです。
やりたくないワークでも取り組みはじめると、「作業興奮」の作用によりやる気が出るため、意外と長時間やり続けられます。
うまく行かなかった時に落胆しないようにPDCAサイクルを回す
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)のサイクルを指します。
上記のフレームワークを活用すると、うまく行かなかった時に軌道修正を行えるため、挫折せずに行動できるようになります。
期待外れの結果になっても落胆せず、結果を受け止めて改善を行い、いい結果を実現できるようにしましょう。
瞑想・丹田呼吸法などを活用してストレスを和らげる
行動を継続していくには、ストレスをコントロールして、モチベーションを維持することも重要です。
お腹に意識を向け深くゆっくり呼吸する丹田呼吸法や、瞑想を行うとリラックスできるので、仕事で溜まったストレスを緩和できます。
ただし、瞑想にハマってしまうと行動できなくなる可能性があるので、運動もしっかり行いましょう。
根気強く行動すれば願望や夢を実現できる!
「引き寄せの法則」は自分自身のモチベーションを高めて、望む結果を引き寄せやすくなる効果があります。
しかし、単に願望や夢を想像してワクワクしただけでは、目標を達成できないので、実際に行動することが不可欠です。
記事の内容を何度も読み返して、根気強く行動して成果を出していきましょう。